いざ航空券を購入しようと思われても、専門用語が分からず戸惑ったというご経験はございませんでしょうか?
「普通運賃と特別運賃の違いは?」「乗継便と経由便の違いは?」、そんな風に戸惑わないためにも、こちらでは航空券に関する専門用語についてご紹介いたします。
航空券をご購入される際には、ぜひともご一読ください。|
航空券運賃について
こちらでは、航空券運賃に関する専門用語についてご紹介いたします。
普通運賃
普通運賃の航空券とは、適用条件に制限はなく、どなたでも年間を通じて適用される最も一般的な料金形態のことです。
ファースト・ビジネス・エコノミーといったクラスに設定されており、また予約のない航空券(オープンチケット)にも適用が可能。しかも有効期間が1年間と、他の航空券よりも長く設定されております。利用条件・変更・事前予約に制約がなく、ルートが同じならばどの航空会社を利用しても金額は同額です。ただし、曜日により価格は変わります。
特別運賃
特別運賃とは、普通運賃以外の総称です。
特定した区間においては、普通運賃より安い運賃が設定されており、様々な制限が付いているのも特徴です。
また、全航空会社共通(IATA運賃)と各航空会社独自(ゾーン運賃)の2種類があります。
■格安航空券
特別運賃の中でも、包括旅行(パッケージツアー)用の特別往復運賃(IT運賃)を、ツアーを組まずに販売される航空券です。
利用条件に制限があり、航空会社・旅行会社・出発日・有効期間などの条件により料金が大きく異なります。各旅行会社が自由に販売価格を設定できるため、非常に低価格という特長があります。
1都市の往復から、世界一周までと航空券の種類も豊富。出発間際でもご購入が可能で、変更や取消手数料の規定も比較的ゆるくなっています。ただし、航空会社によって発券制限が設定されている場合があります。
■ゾーンPEX(ペックス)航空券
特別運賃の中でも、個人対象の特別周遊運賃を利用した航空券です。
利用条件に制限がありますが、運賃によっては条件付きで変更できます(変更手数料がかかる場合もあります)。
各航空会社が運賃を決定するため、出発日・有効期限などの条件により料金が異なり、一般的に格安航空券に比べて割高です。
しかし、空席状況がすぐに分かる、早い時期からの予約が可能、座席指定できる確率が高いなどのメリットがあります。また、航空会社による価格差も少なく、一般的にマイレージ獲得率も有利です。
大人運賃
旅行開始日当日の年齢が、12歳以上のお客様に適用される運賃です。運賃表に表示されている料金は、全て大人運賃になります。
小児運賃
旅行開始日当日の年齢が、2歳以上12歳未満のお客様に適用される運賃です。
幼児運賃
旅行開始日当日の年齢が、2歳未満のお客様に適用されます。ただし幼児運賃が適用されるには、以下の3点が条件となります。
大人1人につき幼児1人。
大人1人につき幼児2名が同伴する時は2人目は小児扱い。
座席を予約して占用する場合は小児扱い 。
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旅行経路について
こちらでは、旅行経路に関する専門用語についてご紹介いたします。
片道(One Way)
出発地点と最終地点が異なる片道のみの旅行です。
往復(Round Trip)
往路と同じ運賃が適用された経路で復路を利用し、往路の出発地に戻る旅行です。
周遊(Circle Trip)
複数の都市を移動する際、日本から2つ以上の都市を飛行機で移動する場合の旅行です。
オープンジョー(Open Jaw)
航空機以外の移動手段により、行きの到着地と帰りの出発地が違う旅行です。例えば、成田から飛行機でロンドンに行き、鉄道などを利用してパリへ入り、パリから飛行機で成田へ帰国するというパターンです。
世界一周旅行(Round the World)
大西洋と太平洋をそれぞれ1回ずつ横断して、地球を一周する周回旅行です。
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フライトについて
こちらでは、フライトに関する専門用語についてご紹介いたします。
ノンストップ直行便
目的地までどこにも立ち寄らないノンストップ便のことです。フライト時間は、最も短くなっております。
直行便
乗り換えをせずに、目的地まで直行する便です。
ただし、便名は変わりませんが、移動途中で機材が変更になるため、実質的に乗り換えする便もあります。
乗り継ぎ便
目的地までのフライトの途中、空港で乗り換えをし、便名の変わる飛行機で目的地へ向かう便のことです。
経由便
同じ便名で目的地まで向かうのですが、飛行機の給油などのためにフライト途中で空港に立ち寄る便のことです。
途中降機(ストップオーバー)
フライト中に寄航した乗継地に24時間以上滞在することです。ただし、乗り継ぎによってスケジュールが遅れ、滞在が24時間を越えた場合は、ストップオーバーとなりません。特別運賃(格安航空券・PEX航空券)では途中降機料金を必要とする場合が多くあります。
トランジット
乗り換えや経由のために寄航し「空港の外に出ない乗り継ぎのこと」です。ただし運賃規則上は「24時間以内の滞在」のこととされています。
オントゥ
複数の便を乗り継いで移動する際の、2番目以降の便を指します。
訪問可能都市
同一料金または追加料金で訪問(滞在)できる都市のことです。
○○フライト付き
日本からゲートウェイ(最初に降り立つ場所)となる都市までの往復航空券の他に、到着した都市発着の区間までサービスフライトが付く航空券です。お客様の負担で鉄道などの移動を組み合わせれば、複数都市の周遊も可能となります。欧州やアメリカ方面に多く見られます。
必要旅行日数と有効期間について
こちらでは、必要旅行日数と有効期間に関する専門用語についてご紹介いたします。
必要旅行日数
ご利用される特別運賃(格安航空券・PEX航空券)の最低限必要な旅行日数のことです。
有効期間
ご利用される運賃の最大有効期間のことです。
ご利用される運賃が特別運賃の場合、最後の途中降機空港からの旅行は、有効期間満了日の24時までに出発する必要があります。
OPENチケット
一般には有効期限内であれば日程を決めずにご利用できる航空券です。有効期限は最長で1年となっています。
FIXチケット
出発前にあらかじめ往復の便を確定する必要がある航空券です。予約の変更ができないといった制限が多い分、オープンチケットより価格が低い場合が大半です。
FIX・OPENチケット
出発前に帰国便の予約が必要なチケットです(現地で日程変更が可能です)。
Eチケット
Eチケットとは、フライトクーポンレスの新しいタイプの航空券です。
従来は、お客様にフライトクーポンをお渡ししていたのですが、Eチケットであれば発券と同時に、航空会社のコンピューターに電子的に保管されますので、フライトクーポンが不要になります。
いわば、発券と同時に航空会社にフライトクーポンをあずけるようなイメージをお持ちいただくと分かりやすいでしょう。
Eチケットのお客様控えが、通常の航空券の代わりにお渡しされますが、それ自体は有価証券ではありませんので、再発行が可能です。
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その他
こちらでは、上記以外のことに関する専門用語についてご紹介いたします。
リコンファーム
帰国便の予約を再確認することを指します。旅行される方は出発の72時間前までに航空会社に確認の連絡をする必要があります。連絡を怠ると座席を自動的にキャンセルされる場合もあります。近年リコンファームが必要のない航空会社も増えています。
シーズナリティー
季節や時期によって、特別運賃(格安航空券・PEX航空券)の料金が変動することを指します。
基本的には、旅行者が多い時期は料金が高く、少ない時期には低く設定されています。場合によっては、航空会社によって料金が最も高いピークがずれていることもあり、安いチケットを見つけられることもあります。
マイレージプログラム
各航空会社が設定している会員サービスで、会員になると飛行機に乗る度に飛行距離に応じてマイル数でポイントが加算されます。その合計距離に応じて有効期限内に特典に代えることができます。特典には無料航空券の進呈や、ご自分の航空券をワンランク上のクラスに変更するものなどがあります。マイル数が加算される割合(%)や特典は、航空券の種類や航空会社によって異なります。
空港諸税
消費税:国際航空券に日本国内区間の移動が含まれる場合、国内線と国際線の接続時間が24時間を超える際に、運賃に消費税がかかります。
空港施設使用料(日本国内):新東京国際空港(成田空港)、名古屋空港、関西国際空港、および福岡空港から国際線で出発する場合に支払う必要ある税金です。事前に航空券代金と一緒にお支払いいただきますので、空港でお支払いされる必要はありません。
空港施設使用料(海外):航空券に含めて徴収される場合と、現地徴収の場合があります。
航空保険料:アメリカの同時多発テロの影響による航空保険料の値上げに伴い、航空保険特別料金が各航空会社により設定されております。全て航空券に含めて徴収されます。
燃油特別付加運賃:世界的な航空燃油価格の高騰をうけ、2005年2月1日発券分より設定された運賃です。航空を利用される方が、高騰した燃油価格一部を負担する形になりますが、航空燃料価格が一定の価格に沈静化された場合には廃止されます。
アドオン
国際線を予約した場合にのみ適用する、日本国内線の割引運賃のことを指します。
パスポートの有効残存期間
パスポートの有効残存期間は、渡航される国によって異なります。残存期間がない場合は原則入国できませんので、事前に必ずご確認ください。
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